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すべて(Sztmvorska, 2002 / 沼野, 2022)

すべて、というのは--

厚かましく、うぬぼれで膨れ上がった言葉だ。

書く時は引用符でくくってやらねば。

何ひとつ見逃さず

集めて抱え込み、取り込んで持っているふりをしている。

ところが実際には

暴風の切れ端にすぎない。