殊に外傷性精神障害の患者との精神療法過程においては、治療関係の上に外傷の再演が立ち現れることは不可避である。大切なのは、extra-transferenceの解釈にしても、転移解釈にしてもそれ自体がいかなる治療的機能を持つのかという点だけではなく、それが治療状況で患者にいかに体験されているかという点に気を配ることであろう。(p.64)
殊に外傷性精神障害の患者との精神療法過程においては、治療関係の上に外傷の再演が立ち現れることは不可避である。大切なのは、extra-transferenceの解釈にしても、転移解釈にしてもそれ自体がいかなる治療的機能を持つのかという点だけではなく、それが治療状況で患者にいかに体験されているかという点に気を配ることであろう。(p.64)