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手の届きがたい患者 (Joseph, 1975 / 小川訳, 2005)

 分析の主な目的は人格のより多くの部分に到達できるようにすることであり、最終的には自我のよりいっそうの統合をもたらすことで患者の欲求は不安に到達する道を見出すことにある。(p.100)

 

 もしセッションの間に起こっている出来事以外のものに基づいた解釈を自分がしていることに気づいたら、私は患者の理解されることを必要としている部分と適切に接触できていないと思うか、あるいは自分が患者について語るよりも自分自身についてより多くを語っていると考える。(p.115)