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この世界の片隅に(こうの, 2009)

 生きとろうが死んどろうが

 もう会えん人が居ってものがあって

 うちしか持っとらんそれの記憶がある

 うちはその記憶の器として

 この世界に在り続けるしかないんですよね(下巻 p.126)