· 

新・片付け術 断捨離(やました, 2009)

「このモノは今の私に相応しい・必要」という判断は、結局自分が分からないとできない行為。モノを通じてそのトレーニングを続けていくうちに、今度は、今の自分が浮かび上がってくる。セルフイメージが診断できるわけです。

 

例えば、引き出物でいただいた高級ブランドのカップ、いただいた時のまま箱に入れてサイドボードの奥の方に仕舞ってある、なんてことは経験がありませんか?それをマイセンのカップとしておきましょう。それに引き換え、実際自分で使っているのは、ドーナツを買ってオマケでもらったカップだったりして…。「どうして使わないの?」と聞くと「もったいなくてこんないいモノは使えない」というわけです。つまり、潜在意識で「自分にはマイセンのカップは相応しくない。自分はそんなレベルにない」と思っている、ということがモノを通じてわかるのです。使っているモノがその人のセルフイメージを教えてくれます。(pp.28-9