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面接法(熊倉, 2002)

 専門性の行き着くところは、いつも自然体である。すぐれた面接者がやっていることが、外部から見ると、やさしいことに見えるのは、これと同じである。(p.12)

 

 人は多分、大きな長所も欠点も、天使のような美徳も悪魔のような醜さも併せ持った謎に満ちた存在である。そこに何を読み取るかは、面接者次第である。(p.36)

 

 人と人との出会いにおいては、総てが新しく、個々の出会いが一回限りであり、新しく来たケースに関しては、誰もが、初心者なのである。(pp.66-7)